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(Jul.15.1996)

私がマルチメディア時代にできること

Business Man with Cellular Phone



 マルチメディア時代とはどんな時代だろうか?一言で言ってしまえば,多数のメディアが融合したメディアの新しい形が形作られる,そんな時代ではないだろうか。

 さて,そのマルチメディア時代に私ができることとはなんだろうか?

 マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのニコラス・ネグロポンテ(Nicholas Negroponte)氏の定義では,マルチメディアとは「単にデジタルであること」という定義をしている。なるほど,マルチメディアの前提となる様々な媒体を統合的に扱うことについては,デジタル技術を抜きにして語ることは不可能だろう。

 今,話題にのぼっているインターネットにしても,要はあらゆる種類のデジタル情報を世界中とやりとりができること,これがいちばん重要なのである。デジタルであれば,その内容が文章(テキスト)であれ,映像(グラフィクス)であれ,動画(ムービー)であれ,あるいはその他特殊な加工を施したデータであっても,全く同じ0と1の羅列としてやり取りすることができる。

 それでは,アナログとデジタルとの違いは,何だろうか。ファクシミリは,やり取り自体はデジタルで行なわれていても,実態としてはアナログのメディアである。それは,(一部例外もあるが)入力・出力ともに紙というアナログの媒体を利用するからである。アナログの媒体を使っている限り,加工・修正がデジタル媒体と比較して難しい。デジタルメディアである電子メールで送られた図表や文章などはコンピュータ上で簡単に加工して「添削」することも可能だが,アナログメディアであるFAXではこのようなことは非常に面倒だ。全部書き直すか,はさみと糊で構成しなおす羽目になるだろう。

 デジタル情報は,共有するのが非常に簡単だ。なぜなら,複製も加工も非常に簡単だからだ。しかも,昨今のイントラネットのような形,すなわちクライアント−サーバシステムや汎用機−端末のデータベースシステムなどを,World Wide Webのインターフェースを通してアクセスするような新たな技術を用いれば,あらゆる種類のコンピュータに格納された情報が,Netscape NavigatorやMicrosoft Internet ExplorerをはじめとしたWWWブラウザを通してアクセスできるようになる。

 こうしたデジタル情報の扱いということに関して,私は,私のキャリア(10年間のパソコン利用経験,7年のパソコン通信利用経験,1.5年のインターネット利用経験など)を生かして,「社会の情報化」の担い手となっていきたいと考えている。



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