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ThinkPad 530CsにIBM SCSI PCMCIAカード経由で「OS/2 Warp Ver.4 日本語版」を導入するぜっ!

 ThinkPad 530Cs (2605-7FE)+IBM SCSI PCMCIAカードでのOS/2 Warp Ver.4 日本語版の料理方法です。

 ThinkPad 530Cs+IBM SCSI PCMCIAカードというのは,いつも,なぜだか,マニュアル・ドキュメント通りの導入手順で導入できないんですよね。今回もやっぱり×(ペケ)でした。仕方がないので,私,跡部 靖夫,人身御供となって,未知の闘いへと挑んだのであります。(戦闘時間,約12時間)

 この血と汗と涙と眠気の結晶の導入手順マニュアル。皆様の快適Warpライフの一助になれば,幸いです。


■ 1.用意するもの

  1. ThinkPad 530Cs(1台)

  2. ThinkPad 530Csのドライバディスケット群

  3. OS/2 Warp Version 4 日本語版(1本)

  4. SCSI CD-ROMドライブ(1台)

  5. IBM SCSI PCMCIA Card(1枚)

  6. SCSI PCMCIA Cardオプション・ディスケット (Version 3.00) *1(1枚)

  7. Mwave DSPモデム・フィックス・ディスケット(Version 2.17) *2(1枚)

  8. フォーマット済みの3.5"2HDディスケット(2枚)

*1 これより古いバージョンが添付されていた場合には,NIFTY-Serve FIBMFEELのライブラリや雑誌付録などから入手してください。

*2 NIFTY-Serve FIBMFEELのライブラリや雑誌付録などで入手可能です。


■ 2.「SCSI PCMCIA用ディスケット1」「同ディスケット2」を作る

  1. 新規ディスケットを用意し,ディスケット1とディスケット2それぞれの複製を作成してください。(以下,この複製されたディスケット1・2をSCSIディスケット1・2と呼びます)

  2. SCSI PCMCIA Cardオプション・ディスケットから,SCSIディスケット1へPTCSSCSI.SYSをコピーします。

  3. SCSIディスケット1のCONFIG.SYSの先頭に,以下の2行を追加して下さい。
    BASEDEV=PTCSSCSI.SYS

    SET COPYFROMDISK=1

  4. SCSIディスケット1のCONFIG.SYSをSCSIディスケット2へも複写します。


■ 3.Warp導入を始める

  1. インストール・ディスケットをドライブに挿入し,TP530Csを起動します。ディスケット1を入れろという指示が出たら,先程のSCSIディスケット1を挿入します。ディスケット2は,通常のものを挿入してください。

  2. インストール方法を尋ねてくるので,必ず「拡張インストール」を選択します。(せっかくのOS/2ですから,HPFSで導入してしまいましょう!)

  3. あとは,画面の指示に従っていってください。ファイルをHDDに転送し終わり,「ディスケットを取り除いて‥‥再起動してインストールを続行してください」とのメッセージが出れば,第一段階は終了です。


■ 4.Warpの構成

  1. 再起動すると,「OS/2の設定とインストール」の画面の「システム構成」が表示されます。CD-ROM装置が「なし」でないこと,SCSIアダプターに「IBM 16-Bit Fast SCSI Adapter」が表示されることを確認し,[次へ]をクリックしてください。

  2. 拡張電源管理が「サポートする」になっていることを確認します。PCMCIAサポートが「IBM ThinkPad 530CS」になっていますが,これを「なし」に変更します。必要であれば,「SCSI II 光ディスクサポート」や「赤外線サポート」も導入します。それ以外は「サポートしない」のままにしておいて下さい。設定が確認できたら[次へ]をクリックします。

  3. 省略時プリンターの選択画面になりますので,自分の使うプリンタに該当する機種を選択し,[了解]を押します。

  4. ディスプレイ・ドライバーのインストールでは,「SVGA (Super Video Graphics Array) VGAモード表示」が選択されているはずですので,そのまま[了解]をクリックします。

  5. 続いて,インストールする機能にチェックをする画面になりますので,必要な機能をチェックしていきます。「1.2MBディスケット・サポート」も忘れずにチェックしておきましょう。チェックが完了したら,[次ページ]を押します。

  6. 拡張オプション画面では,「デスクトップに既存のプログラムを登録する」にチェックが付いているか確認して,そのまま[了解]を押します。

  7. インストールするサービスを選択する画面になります。ここでは,とりあえず「TCP/IP」だけを導入し,アダプター設定は「アダプターなし」にしましょう。

  8. ファイルのコピーが続いた後,ディスプレイ・アダプタの設定を聞いてきますが,ここでは「アダプタのデフォルト設定を使う」を選択し,[了解]をクリックします。

  9. あとは,各人の環境に従って異なりますが,画面の指示に従っていけば無事にWarp本体が導入し終わり,再起動されるはずです。


■ 5.Warp本体導入後の事後処理(PCMCIAサポートの導入及びSCSIドライバの置換)

  1. 「OS/2システム」→「システム設定」→「インストール/削除」内の「システム構成・機能の追加」を起動します。

  2. 「追加ハードウェア・サポート」の「PCMCIAサポート」のアイコンをクリックし,「サポートしない」を「IBM ThinkPad 530CS」に変更します。PCMCIAサポートの3つのオプションは全てチェックしてしまった方が,後で面倒がないので,全てチェックします。その他は,そのまま受け入れ,PCMCIAサポートを導入します。

  3. 「システム構成が変更されました。」の表示が出たら,[了解]をクリックします。

  4. CD-ROMドライブに,J_Pocket2のCD-ROMを入れ,OS/2コマンド・プロンプトを開きます。

  5. CD-ROMの\J_POCKET\DRIVERS\INSTDSK\TPINSTKT\IBMPCMSC.ADDを,C:\OS2\BOOTにコピーします。

  6. 続いて,OS/2システム・エディタなどで,C:\CONFIG.SYSを開きます。

  7. 先頭行のBASEDEV=PTCSSCSI.SYSの行を削除します。

  8. 最後の方にある,「BASEDEV=PCMCIA.SYS /P」〜「DEVICE=C:\OS2\BOOT\$ICPMOS2.SYS」までを全て切り抜き,「BASEDEV=OS2SCSI.DMD」の前の行へ貼り付けます。

  9. 「BASEDEV=FD16-700.ADD」の行を「BASEDEV=IBMPCMSC.ADD」と書き換えます。

  10. 書き換えたC:\CONFIG.SYSを保存し,OS/2システムを終了させた後,再起動します。

  11. 再起動したら,「OS/2システム」→「システム設定」→「プラグ&プレイ for PCMCIA」内の,AUTOUTL2.EXEを起動します。

  12. 「メイン・パネル」の「使用可能カード」の中から「IBM SCSI Card」を選択し,[編集]ボタンをクリックします。「パラメータの編集」メニューで,IRQレベルを「5」(SoundBlasterと衝突)から「15」へ変更し,[了解]ボタンを押します。「メイン・パネル」に戻ったら,選択した状態のまま[追加]ボタンをクリックして,右の「選択済みカード」リストに「IBM SCSI Card」を追加し,[保管]をクリックします。更新の確認には[はい]です。終わったら,[終了]をクリックします。

  13. OS/2システムを再起動します。再起動後,念のため,プラグ&プレイ for PCMCIAで,IRQが変わっているかどうかを確認しておくといいでしょう。


■ 6.ディスプレイドライバの導入

  1. 「ThinkPadビデオサポート for Windows」ディスケットをFDDに挿入し,OS/2コマンドプロンプトから,A:→INSTALL C(またはOS/2をインストールしたドライブ名)で,ディスプレイドライバを導入します。


■ 7.ThinkPad機能設定プログラムの設定

  1. ThinkPadユーティリティ・ディスケットをドライブに挿入し,「OS/2システム」→「システム設定」→「インストール/削除」内の「デバイス・ドライバーのインストール」を選択し,インストールボタンをクリックします。「ThinkPadシステム・マネジメント・デバイス・ドライバー」を選択して,[了解]をクリックします。導入が終わったら,[終了]をクリックしてください。

  2. OS/2コマンドプロンプトで,カレントドライブをFDDにし,INSTALL2と入力して[Enter]キーを押します。あとは,画面の指示に従ってください。「導入は成功しました。」と表示されたら,[了解]をクリックし,OS/2をシャットダウンします。

  3. SCSI PCMCIA Cardを抜いて,起動します。

  4. ThinkPad機能設定→省電力→オプション→ハイバネーションを使用可能にする,を選択し,ハイバネーションファイルを作成します。終わったらシャットダウンし,SCSI PCMCIA Cardを挿入して,再起動します。


■ 7.Mwaveドライバの導入

  1. 英語Win-OS/2,日本語Win-OS/2にそれぞれ,Mwave for Windowsを導入します。それぞれ全画面モードを起動し,通常のWindowsと同様の導入手順を踏んでください。但し,導入先ディレクトリは,別々にしておいた方がいいようです。(もし,英語版と日本語版両方のMwave for Windowsをお持ちなら,それぞれのWin-OS/2に対して,それぞれの言語のものを導入しましょう。)

  2. 「Mwave for OS/2 ディスケット1」をFDDに挿入し,OS/2プロンプトで,A:→SETUPと入力し,画面の指示に従って,Mwaveドライバ(OS/2)を導入します。終わったら,OS/2を再起動します。
    → Mwave OS/2の導入ディレクトリは,省略時には「MWAVEOS2」になっていますが,このままではDOSセッションなどで,PATHの長さ制限に引っ掛かることがありますから,「MW2」などと短いディレクトリに設定することをお薦めします。

  3. OS/2システム・エディタなどで,C:\AUTOEXEC.BATを開き,ラベル:JDOS,:DOSV_COMM,:PCDOSのそれぞれのSET PATH=指定を修正します。

  4. OS/2版がC:\MW2,日本語Win-OS/2版がC:\MWW,英語Win-OS/2版がC:\MWWEに入っているとすると,:JDOS内のSET PATH=からはC:\MW2\BINとC:\MWW\DLLとC:\MWWE\DLLを,:DOSV_COMM内のSET PATH=からはC:\MWWE\DLLを,:PCDOS内のSET PATH=からはC:\MWW\DLLを削除します。また,Win-OS/2版がOS/2版より前に来ないように,PATH=...;C:\MW2\BIN;C:\MWW2\DLL;などの例に従って,順番を修正します。

  5. また,なぜか最後の方(:ENDセクション内のPATH=)でもMwaveのディレクトリにパスが通るように設定されてしまいますが,こちらはPATH変数の長さ節約と今後のトラブル防止のため,削除してしまいます。変更し終わったら保存して,システムを再起動します。

  6. 「Mwave MIDI Samples ディスケット1」(Windows用のもの)をFDDに挿入し,Win-OS/2全画面プロンプトを起動します。ファイル→名前を指定して実行で,A:SETUPと入力し,インストール・プログラムを起動します。あとは,画面の指示に従って,MIDIサンプルを導入します。終わったら,Win-OS/2を終了させます。(「Mwave Samples for OS/2」ディスケットではなぜか導入できません。)

  7. 「Mwave for OS/2 Audio」をFDDに挿入し,OS/2プロンプトで,A:→SETUPと入力し,画面の指示に従って,Mwave MMPM/2ドライバを導入します。終わったら,OS/2を再起動します。

  8. 「MwaveDSPモデム・フィックス・ディスケット」をFDDに挿入し,DOS/Vプロンプトから,A:→INSTALLで,Mwaveモデムのファイルを最新版に更新します。(CD-ROMドライブなどにメディアが入っていると,その中まで検索しようとするので,予めメディアを取り出しておくことをお薦めします。)


おめでとうございます!

 以上で,とりあえずの導入は完了です。お疲れ様でした。

 あとは,必要に応じて,システムの構成要素を補充してください。


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(Dec.14.1996)